民間資格

硬筆・毛筆 書写技能検定試験

書写技能検定試験 民間資格

書写技能検定試験とは

『書写技能検定試験』は文部科学省後援の検定試験で、『硬筆』と『毛筆』があり、その内容は、硬筆・毛筆に関する技術と知識を求められるものとなっていて、年3回全国で試験が行われています。

この資格を取得することで発生するメリットは

・履歴書に書くことができる
・入試の際に一定点数が加算されたり、合否判定で優遇されたりする
  ※中学生の方は合格級を高校進学時の内申書(調査書)に記入できるようになるため、高校入試に役立つ
・増加単位として認定される
・資格取得で指導者となれるため、独立できる(1級合格者には指導者証の交付があります)
  ※普通に考えて1級を取得しないと先生になるのは難しいですが。

上記のようなメリットがあります。

入試で有利に働く

特に、入試の際のメリットが大きいので受験生の方は当ページ下部に公式サイト(一般財団法人 日本書写技能検定協会)のアドレスを貼り付けておきますので、詳細を確認してみてください。

この様なメリットがあるということは、『綺麗な字』を書く技術を身に着けることで文字を記入するときに役に立つだけではなく、入学試験の際にも、例えば、ライバルと同得点の場合に有利に働くということがわかります

さらにありがたいことに、硬筆書写技能検定には『公式テキスト』が用意されていて、Amazonなどで購入できます。

試験を開催している一般財団法人 日本書写技能検定協会が出している唯一の公式テキストですので、これをもとに学ぶのが合格への一番の近道ではないでしょうか。

↓Amazonのページに行くことができます。
文部科学省後援 硬筆書写技能検定 公式テキスト

文部科学省後援 毛筆書写技能検定 公式テキスト

書写技能検定試験の難易度は

毛筆書写技能検定

書写技能検定試験には下記級区分があります。

硬筆書写・毛筆書写技能検定試験ともに
6級・5級 ・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級
となっています。

結構細かく分かれていますね。

上記の区分で、履歴書に書いて威張れる(威張る必要は無いですが)のは、3級あたりからという意見が多いようです。

2級以上を持たれている方はこのページを見なくても詳細をご存じかと思いますので、説明を割愛させていただきますが、まず狙うべき4級と3級の大まかな概要を見てみますと

硬筆書写技能検定
4級 検定時間 60分(実技と理論)
中学生・高校生程度(硬筆書写の基礎的技術・知識をもって書けるか)
実技・理論合わせて 460点以上/700点満点中で合格
3級 検定時間 70分(実技と理論)
中学生・高校生程度(硬筆書写一般の技術・知識をもって書けるか)
実技 415点以上/600点満点中
理論 275点以上/400点満点中
毛筆書写技能検定
4級 検定時間 80分
中学生・高校生程度(毛筆書写の基礎的技術・知識をもって書けるか)
実技・理論合わせて 400点以上/600点満点中
3級 検定時間 80分
中学生・高校生程度(毛筆書写一般の技術・知識をもって書けるか)
実技 415点以上/600点満点中
理論 275点以上/400点満点中

以上の様になっています。

また、3級と4級の合格率は次の様になっています。

硬筆書写の合格率
4級 92.2%
3級 74.2%
毛筆書写の合格率
4級 95.0%
3級 82.8%

これだけを見ると合格率高くて楽勝じゃーんと思われがちですが、私のような字の汚い人はそもそもその級を受けないはずで。
そこそこ自信のある方々がトライしてこの合格率とみる方が賢明でしょう。

書写技能検定試験に関する注意点

硬筆書写技能検定試験

使用する筆記用具についての注意
硬筆書写技能検定では、各問に対し筆記用具の指定があります。またいくつかの筆記用具の中から各自選択をし、使用することがありますので試験問題をよく理解して、その設問に合った筆記用具を使用するようにしてください。

使用できる筆記用具について記載がありました。

使用が認められている筆記用具
・ボールペン
・サインペン
・つけペン
・万年筆
・デスクペン
・油性マーカー
・えんぴつ

また、使用できない筆記用具についても記載があります。

使用が認められていない筆記用具
・筆ペン
・油性マーカー(先が四角い種類)

毛筆書写技能検定試験

使用する筆記用具についての注意
毛筆書写技能検定試験では、実技問題を筆(筆ペン使用不可)、理論問題の答えの筆記具は4級は自由で3級はマークシートの為鉛筆またはシャープペンシルを使用してください。

使用できる筆記用具について。

使用が認められている筆記用具
・半紙に1文字~6文字程度を書くのに適した筆
・半紙に文章や古筆を書くのに適した筆
・画仙紙( 半切または1/2) に1 行ないし2 行書くのに適した筆

とあります。
これらを守らないと合格できませんのでご注意ください。
また、下記必要となるものの中に「消しゴム」の記載がありませんが忘れないようにしてください。

硬筆書写技能検定試験の受験概要

受験資格 学歴・年齢・性別その他の制限なし
必要となるもの 個人受験票(顔写真貼付必要・4~6級受験の方は写真貼付不要)
・縦30mm×横24mmの顔写真を1枚貼付
身分証明書(4~6級受験の方は不要)
・氏名、生年月日、顔写真のいずれも確認ができるもの(運転免許証・パスポート・社員証・学生証等第三者が発行のもの(中学生の学生証に関しては、顔写真のないもので可、小学6年生以下は身分証明証不要)
検定の種類 6級・5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級(併願は不可)
※3級、準2級、2級の理論問題はマークシート形式

お問合わせ先

一般財団法人 日本書写技能検定協会
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3-41-3
TEL 03-3988-3581 FAX 03-3988-3528
https://www.nihon-shosha.or.jp/
※受験上の注意等、熟読されることをおすすめします。

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